20世紀少年

20世紀少年

Date: 2008/10/14

前回もウンコ、今回もウンコ。

立て続けにウンコの話でまっこと申し訳なく思うのですが、今回もウンコの話です。以前、大学の卒業論文でNumeriについて纏めたという脳ミソが溶けて水飴みたいになってる大学生がおりまして、ホント、ゆとり世代って怖いですよね、そりゃ円周率も「3」になるわ。

その方の論文によりますと、Numeriの日記はウンコそのもの、もしくはウンコを連想させる事象が8割を占めるという興味深い分析がなされておりました。まるで著者自身がウンコであると言わんばかりの論調で御座いました。

そうやってウンコのことばかり書くくらいならいっそのことサイト名も「Numeri」ではなく「Unko」とかにしてしまった方が内容も一目瞭然で流浪のネットサーファーにも親切。さすがに「Unko」じゃあダイレクトワードそのものなのでサイト名としてはいささか頂けない。まるでウンコって聞いただけでドッカンドッカン笑う小学生をターゲットにしてると思われますので、何かウンコっぽくあり、それでいてオシャレでモダンなサイト名がいいのでは、などと思案するわけなんです。

そうなるとね、T-REXっているじゃないですか。ジュラシックパークとかにも出てきましたし、「REX 恐竜物語」っていう30世紀ぐらいまで語り継がれそうな伝説のクソ映画にもでてきた恐竜の王様みたいなヤツです。ティラノサウルスともいう恐竜で、あれはカッコイイですし、なにより強そう、どうせなら僕も恐竜好きですし、「T-Unko」みたいなサイト名にしてやろうかと思ったんです。やばい、むちゃくちゃカッコイイ。

で、サイト名にするなら色々知っておかねばなるまいってことでT-REXについて調べたのですけど、どうやらこれは略語で、正式には「Tyrannosaurus rex」(ティラノサウルスレックス)というらしいのです。なるほどね。

で、この「Tyrannosaurus」は「暴君の如く恐ろしい爬虫類」という意味合いがあるらしく、なるほど、じゃあ「T-Unko」も暴君の如く恐ろしいウンコという意味合いで、僕のウンコは所構わず暴発しそうになるし、ナチスのガス室並みに臭いしでまさに暴君、こりゃあピッタリなサイト名だぜ、とパズルのピースがはまった時のような快感を得たのです。

まあ、面倒なのでサイト名は変えませんけど、とにかくウンコの話をします。沖縄には戦争の語り部という人たちがいて、この人たちは沖縄本土決戦の悲惨さなどを現代に語り継いでいく重大な使命があって大変立派な人たちなのですが、僕もウンコの語り部として重大な使命を背負ってウンコの話をします。

事の始まりは女性でした。

僕はまあ、あまりこういうことを言いたくないのですがもう32歳で、口とか臭いですし足だって臭いです、ついでにいうと何かが臭いです。何もかもが臭いです。そんな僕だってやっぱり女の子ってヤツに興味があるわけで、まあ、ギンギンじゃないですか。臭いけどギンギンじゃないですか。

で、とある女性に恋をしましてね、まあ、その女性が志田未来さんに似てるだとか色々とあるわけなんですけど、とにかくデートとかする運びになるじゃないですか。

ここで思い出してみてください。過去にT-UnkoじゃないやNumeriで語ってきた僕の恋愛の数々を。大抵のパターンが、好きな子、気になる子ができる、デートにこぎつける、デートで大失敗、この恋終わったな、これですよ。いつぞやは車が西部警察みたいにダイナミックな片輪走行をして女の子が助手席でマリオネットみたいになってました。いつぞやはビリヤードのキューで女の子のアナルをグサリ、時には目の前でウンコを漏らした事だってあります。まさにT-Unko。暴君すぎる。

そこでね、思ったわけなんですよ。今回だけは、今回だけは失敗してはいけない。万全の体制でデートに臨む必要がある。多くの閲覧者の方が今まさにpatoがんばれ!と手に汗握っていることかと思われますが、皆さんの声援は届いています。今回こそは失敗しない、そう固く心に誓ったのです。

さて、デート当日、いきなりの大ハプニングでビックリしないで聞いて欲しいのですが、パンツがありませんでした。僕はトランクスタイプのパンツを4枚しか所有しておらず、その4枚全てが洗濯機の中で水に浸かってグシャーってなってました。いきなりのっけから大ピンチ。

勝負であるデートの日にはいていくパンツがないという事実にただただ落胆するばかり、もう終わった、いきなりガイルがしゃがんだ、と思うのですが、それでも閲覧者の皆様の声援は届いていました。「諦めるな!pato!」今コレを読んでいるアナタの声が確かに聞こえたのです。聞こえたのです。

もうノーパンでいこう。

残された選択肢はそれだけでした。パンツがないならはかなくていい、それが儚くていい、微妙に上手いこと言えたね、とにかくノーパンでデートに臨むという、筆記用具を何も持たずにセンター試験に臨むみたいな武者ぶりを発揮したのです。

迷わず、素肌の上にケミカルウォッシュのジーパンをはきます。チャックを閉めるときに十二分に、地雷原を歩く時みたいに注意しないと大惨事になってしまうと慎重にはきました。なんかスースーして清々しく、頭もスッキリ。こりゃあ的確な状況判断とかできてプラスかもしれないな!と前向きに考えたのでした。

でもね、冷静に考えてみてください。どこの世界に大切なデートにノーパンで臨むサムライがいますか。そりゃ裸の部族とかはノーパンでデートするでしょうけど、彼らで言うとチンコケースつけずにデートするようなもんですからね。早くも破滅の足音が聞こえてきた気がするのですが、とにかく皆様の声援に押される形でデートに臨みました。

まあデート自体は大変素晴らしいものでしてね、ノーパンだったんですけどノーパンを感じさせないデートとでも言うんでしょうか。まあ、彼女のことを便宜上、未来ちゃんって言いますけど、未来ちゃんが素晴らしい感じでしてね、カワイイですし、それはそれは楽しいひと時、相撲に例えると、指相撲、紙相撲、わんぱく相撲、大相撲、と様々な相撲がありますけど、その中でも最上位に位置する女性二人が乳首を擦り合わせて戦う乳首相撲くらいのジョイフルなデートでした。

しかしまあ、悪魔というものは幸せの絶頂にこそやってくるもの。むしろ、そういったタイミングでやってくるからこそ悪魔なのですが、とにかく、地獄からの使いは足音も立てずにひっそりとやって来たのです。

T-Unkoですよ、T-Unko。暴君ウンコがまたもや場所を選ばず暴れだしたのです。もうP4レベルの腹痛がギュルギュルギュルってきましてね、伝説の水龍が復活するときの湖面の荒波みたいな感じで腹の中がざわめいてるんですわ。

まあ、ここで台本どおりにいきますと、ウンコ行きたいなんて言えない、我慢するしかない、もうダメ、ニュルニュル、キャー、バーン、トゥービーコンテニュー!って感じになる、むしろ続きなんてなくなるんですが、それじゃあね何も学習しないサルと一緒じゃないですか。僕はもうそういうのとは決別する、この恋を手に入れる、そう決めたんです。

だからね、僕は意を決して彼女にカミングアウトしましたよ。

「ごめん、ウンコ漏れるかもしれない」

そしたらアンタ、言ってみるもんだな、ホント、なんでも言ってみるもんやで、世の中そんなに捨てたモンやない、彼女は大きな瞳をさらに大きく丸めて言うわけですよ。

「大丈夫?いざとなったらこのビニール袋にしたら?」

みたいな、微妙に頭おかしいんですけど、コンビニの袋を差し出してくるんです。ビニール袋て。ビニール袋て。ビニール袋をお尻にあてがってニュルニュルか、おめでてえな、それ漏らすより恥ずかしいわ。

まあ、ビニール袋って考えは頭の中にローソンのオーナーでも詰まってんじゃねえかって思うんですけど、とにかく彼女は優しくしてくれましてね、お前ら、デートでウンコ漏らしそうなのってマジ使えるぜ、今度やってみた方がいい、と応援してくださった皆様に感謝の気持ちのマル得情報を伝えたところで話を続けます。

未来ちゃんの献身的なアシストもあり、なんとかトイレに到達しましてね、まあ、思いっきり下痢ですわ、これ漏らしてたらやばかったよっていうウンコが大量に出ちゃったんです。

まあ、32年ウンコを漏らしてきた僕から言わせてもらいますと、漏らすウンコってよりソリッドで固い方がいいんですよね。そうなると片付けとか楽ですし、汚染範囲もさして広くない、しかしリキッドな下痢になるともう、ブチョブチョ飛び散るし、こうなんていうかオナラみたいなエアーと同時に漏らすことがほとんどですから飛距離が増すんですよ。とにかく、ウンコ漏らすならソリッドな方がいい。またまたマル得情報だったね。

でまあ、なんとか最悪のバイオテロも回避してデートですよ。ただ下痢ウンコの怖いところって何度も来るんですよね。デートしつつ何度もピークを迎え、その度に

「ウンコ漏れそう」

とカミングアウト。

「大丈夫?このビニール袋にしたら?大丈夫、私、目閉じてるし」

みたいな、どういう育ち方してきたんだか分からない返しをされるのでした。目を閉じる閉じないの問題じゃない。匂いだ、匂い。

まあ、そんなこんなでデートしたんだかトイレ巡ったんだか分からない状態でしてね、それでもそういったウンコ的なエトセトラが母性本能をくすぐったのかデート自体はいい感じに。こうなんていうか、ねんごろな雰囲気が漂ってくるじゃないですか。

でまあ、僕にだってプライベートってモンがありますから詳細は書きませんけど、ななななななんと、僕の家に来る運びになってるじゃないですか。おいおい、むかしホットドッグっていう雑誌で読んだけど、部屋に来るってことはもうアレだろ、なんていうか全てを越えしものみたいなもんだろ、やっぱ人間、気合だよ、いつもだったら絶対に道路の真ん中でウンコ漏らしてデートも恋も終わってる。けれどもな、ついに僕はここまでこぎつけた。人間やれば出来るってもんだよ。

もう興奮が抑えられないって感じで我が家へ向かいましたよ。危うかったですけどウンコも漏らさなかった、暴君ウンコを完全に抑え込んだ。T-Unko?T-REX?そんなのどうでもいいよ、T-SEXだ、T-SEX。暴君のようなおセックスを見せ付けてやるわ。

で、我が家に到着して思ったんです。そういや、今日、ノーパンだった。今の今までこの事実を忘れていた事が恐ろしいのですが、とにかく今日はパンツがなくてノーパンだったんだ。いかんいかん、このままではいかん、危うく最後のツメを誤るところだった。

考えても見てください。暴君のようなおセックスといえども、いきなりジーパンを突き破って生殖器がでてくるわけじゃありません。いや、突き破りたいけれども。そうありたいけれども。とにかくジーパンは必ずどこかで脱がなければならない。

そうなるとニュルッと脱いだらいきなり生殖器ですよ。パンツというワンクッションが存在しない。それはね、彼女も不審というか不思議に思いますよ。何らかのマジックと思われるかもしれません。しかしすぐに気がつくでしょう、コイツは何らかの理由で今日一日ノーパンだったんだ。デートにノーパンで来るとか正気か、シャブでもやってんじゃねえか。そうなるとココまでの僕の頑張りや皆様の声援、乳首相撲などが全て水泡に帰すのです。危ないところだった。

策士である僕は瞬時に作戦を立てます。今日一日ノーパンであった事がバレなければいいのだ。つまりほんの数分前にノーパンになったという既成事実さえあればいい。そこで考えましたよ。

「ジーパンって息苦しいから嫌い、ちょっとジャージに着替えてくるわ、その辺に座ってゆっくりしておいて」

これですよ、これ。これだとなんていうか家では開放感を大切にするタイプと思われるじゃないですか。開放感を気にしてジーパンからジャージに着替える男、そんな男が家に帰ってノーパンになったとして誰が責め立てますか。誰が不審に思いますか。

早速、ジャージに着替える僕。もちろんジャージの下もノーパンで、ノーパンからノーパンに衣替えしただけなのですが、あたかも今まさにノーパンになったように演出します。ふいーと開放的になって安堵の表情をする演技も忘れず、本当は今日一日開放的だったんですが、今解き放たれた演技をしつつ、脱いだジーパンをリビングの片隅に放置します。この脱ぎ散らかした感じがエロスを演出してソソル!

まあ、それで色々と、今日は漏らしそうだったねー、とかビニールはないわーっていうエキサイティングかつジョイフルな会話をしつつ、どのタイミングなんだろうとマゴマゴしてる時、事件は起きました。

「キャー!」

彼女の悲鳴が。彼女は脱ぎ散らかしたジーパンを畳んでくれようとしてくれたみたいなのですが、そこで途方もない悲劇が巻き起こったのです。

いやな、ジーパンにベットリと茶色い筋がついてた。ウンスジだ、ウンスジ。ないわー。

つまりこういうことです。今日はノーパンでした。下痢のウンコがいっぱいでました。何度となく出ました。思えば、完璧に尻を拭かなかった回があった気がします。正直に言います、気がしますじゃなくて拭かなかった回が確かにあった。

で、ウンコを携えたアナル周辺は、そのままジーパンに茶色いメモリーズたちを傷跡のように残していった。茶色くもあり、セピア色でもあるその痕跡は深く深く、思い出のようにジーパンに刻まれた。儚いウンコメモリーズ。

「なんだなんだ、どうした?」

僕が急いで彼女に駆け寄ると

「ジーパンにウンコついてる…」

って言われました。考えてもみてください。パンツにウンコついてるならまあご愛嬌ですよ。遠い未来に笑い話にだってなるかもしれませんよ。けれどもね、ジーパンにウンコはいただけない。明らかに頂けない。

「いや、漏らしてないよ!マジ漏らしてない!拭かなかっただけ!」

っていう僕の言い訳もどうかと思いますが、そこからの彼女が凄かった。

「なあ、ウンコってパンツを突き抜けないよな?なんでパンツじゃなくてジーパンにウンコついてるん?」

「わからない、ウンコの粒子が小さいとパンツをすり抜けることもあるかもしれない、エアロゾルみたいなもんかもしれない。そもそもエアロゾルとは微小な…」

「そういうのありえないわな?ノーパンだったん?」

「いや、パンツはいてた」

「ノーパンじゃないとこうはならないわな」

「だからエアロゾルが……」

「ノーパンだったん?」

「はいてた」

「ノーパンだったんだろ」

「はい…」

執拗に責める彼女。コイツは鬼か。ここで思いましたね、皆さんお待ちかねの、ああ、この恋終わったな。

Tバックなどを見れば分かるように尻の形はT字にフィットするように出来ている。ノーパンでダイレクトにジーパンに刻まれたウンコの跡は死の十字架にはなりきれず、キッチリと尻の形に沿ってTの字になってました。茶色いTの文字。まさにT-Unkoを眺めながら日が暮れていったのです。暴君すぎるだろ。

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