ボツ日記

ボツ日記

Date: 2005/03/11

ヌメリナイトで年甲斐もなくはしゃぎすぎたのか、翌日には喉が潰れて淡谷のり子みたいになってました。なにをどうしたらCDかけるだけのイベントで喉が潰れるのか理解できないのですが、本気で喋るのが億劫になるくらい喉が潰れていた。

東京は歌舞伎町、その中心にあるコンビニで買い物して、まあ、カフェラッテとエロ本を買ったんですけど、合計で895円だったかなんですよ。で、今はもう珍し過ぎてプレミアがついてるんじゃっていう2000円札で支払ったんですけど、店員のヤロウ、なにをトチ狂ったのか105円しかオツリをくれないんですわ。

普段なら千円足りねえじゃねえか、とそれこそ烈火のごとく怒り狂い、店員さんの人間としての尊厳を奪いかねないほど抗議するのですが、喉が痛くて喋れない、億劫だったのでそのまま帰りました。千円損しても仕方ないほど喉が痛かった。どれだけ深刻でシリアスな状態だったか察していただければ幸いです。

喉はなんとか治ったのですが、今度は体にガタがきまして、毎晩足が攣るわ肩より上に手が上がらないわ、血尿が出そうだわ、家賃の督促が来るわ、と大変な騒ぎ。ちょっと、すごく言いにくいんですけど、日記がなかなか更新できません!

ということで、以前に、あまりのつまらなさにモロッとボツにした日記をコピーアンドペーストして今日はお茶を濁したいと思います。本当はね、出したくなかったんだよ。ということで、どうぞ。

トイレラプソティー

職場のトイレは、明らかに何かいるとしか思えない。

僕はいわゆるトイレが近いっていうやつで、それも大も小も至近距離かってくらいに近くて頻尿、頻糞ですから、一日に30回くらい職場のトイレに行くんですよね。

でまあ、トイレに行くとたまにトイレの中からただならぬ気配なんかを感じるんですよ。怨霊の類というか、物の怪の類というか、とにかく尋常ならざる気配を感じるんです。間違いなく何かいる気配。

僕はそういった霊感って言うんですか、「何か見える」とか言って場の皆を凍りつかせたりする能力は皆無でして、これまでにそういった経験は殆どないんですけど、何故か職場のトイレだけは感じるでですよ。

ちょっと前の話なんですけど、僕がまたいつものようにオシッコしにトイレに行ったんですよね。1日30回行く内の1回、1/30だぜって思いながらモロンとチンポコ出してオシッコしてたんです。今日もダブルヘッドスネーク、しかもV型だぜって思いながら用を足してたんですわ。

で、用を足しながら感じたわけですよ。ただならぬ気配というか、何かが潜んでいる雰囲気というか。とにかく、只事じゃない何かを感じたのです。

そたら、なんていうんだろう、人が気持ち良く小便してるというのに、モルモルとおばちゃんがトイレに突入してくるんですわ。エプロンつけた二人組のおばちゃんがですね、アイドルデュオ並に息を合わせてトイレに突入してくるの。まさに猪突猛進、そんな言葉がシックリくるほどの突入っぷりだった。

いやまあ、別にどうってことない、普通に職場が雇ってる掃除のおばちゃんだったんですけど、実はこれってよくよく考えてみると変ですよね。僕が掃除のオッサンで、女子トイレにオラーって突入しようものなら、25歳OLは間違いなく悲鳴を上げますし、下手したらタンポンとか投げられます。僕も間違いなく留置場へGOGO!となるんですけど、これが何故か逆だと絶対にならない。

まあ、そんなことはどうでもいいとして、僕も大して気にすることなく小便をしてたんですよ。すると、二人組デュオのオバちゃんのうち片一方が、それはそれは見事な失敗パーマというか典型的なオバちゃんパーマをしておりましてね、ちょうど新千円札の人みたいな髪型になってたわけなんですよ。やけにハイパボリックな髪型。

そのオバちゃんがタワシ片手にゴシゴシと小便器を洗っていたんですけど、チロッチロッっと僕のブツを横目で見るんですよね。なんていうか、世界で5本の指に入るくらい気まずい時間ですよ。何度も言うようだけど、ホント、逆だったら逮捕されてる。

そしたらね、オバちゃんが言うわけですよ。

「あら、洗剤使うの忘れてたわ」

誰に向けて言ったセリフか分かりませんけど、オバちゃん、よほど僕のブツに熱中時代だったのか、便器を洗うのに洗剤を忘れる体たらくぶり。いそいそと相棒が待つトイレ入り口に洗剤を取りに戻ります。

ちょうどこの時には僕も小便を排出し終え、最終段階の水切りに入ってたんですけど、入り口付近からオバちゃん掃除婦デュオの会話が聞こえるわけですよ。

「そういえば、今日から新しい洗剤渡されたわ」

「あらーん、でも、前の洗剤も残ってるわ」

「どっち使おうかねえ・・・」

そんな死ぬほどどうでもいい会話を聞きながら、やけに切れの悪い残尿を処理しつつ、フッと入り口のほうに目をやると、そこにはバケツに入った二つの粉洗剤が。なるほど、新旧2種類の粉洗剤で揺れ動いてるわけか、このオバちゃん達は。

そんなものどっちでもいいじゃねーか、とか思うのですけど、オバちゃん達は至って真剣なご様子。見ると、どっちが新しくてどっちが古いのか知りませんけど、どうもエメラルドグリーン色の粉洗剤とピンク色の粉洗剤で迷ってるご様子。っていうか、バケツにもんまりと入った目に痛い色の洗剤ってのもなかなか凄い。

「んー、決めた!ピンクにしちゃお!」

「やっぱピンクよねー、ぎゃははははは」

「だわよねー、ぎゃはははははは」

どこが笑いどころなのか全然分からないんですけど、そう言って爆笑し合うオバちゃんデュオ。なんていうか、そのやり取りを見ながら、ああ、オバちゃんといえどもピンクが好きなんだな、やっぱり女の子なんだな!と生理があがったようなオバちゃんの中に潜む乙女な部分に触れたわけなんです。

バケツいっぱいのピンク粉洗剤を抱えたオバちゃんとすれ違いつつ、僕は手を洗いに、オバちゃんは大便器の方に行きました。

あれれ、さっきオバちゃんは小便器を掃除しようとしていたはず。それで洗剤がないのに気がついて取りに戻ったはずなのに、今は大便器を掃除しようとしている。

まさか、彼女は僕のブツが見たくて小便器を洗い、チロチロと盗み見ていたのでは・・・。もう僕が用を足し終わったから必要なく、それで大便器を洗いに行ったんじゃ・・・。などと自意識過剰で、夜道で僕が後ろを歩いていると急に走り出すブスみたいなことを考えてました。

そんなことを考えつつ、手を洗って鏡に向かって鼻毛のチェックなどをしてたのですけど、そしたら異変が。

「ぎゃあああああああああああああああああ」

トイレにこだまする断末魔の悲鳴。もちろん、オバちゃんの悲鳴なんですけど、トイレって物凄く音が響くんですよね。マジで鼓膜がはちきれんばかりの悲鳴でした。

もう一人のオバちゃんが何事かと駆け寄ります。その、タワシ片手に駆け寄る姿が妙にシュールで笑えるんですが、僕もちょっと気になりますので、何事かと悲鳴を上げたオバちゃんに駆け寄ります。

するとアンタ、どうですか。恐怖に震えるオバちゃんの目の前に威風堂々と鎮座されるウンコ様。しかもアンタ、思いっきり便器からはみ出してるじゃありませんか。そりゃあ、こんな大量の置き土産、しかも暴れん坊な物見せられたら、オバちゃんと言えども生娘みたいな悲鳴を上げます。

普通、イメージとしてウンコってやつは茶色だと思うんですけど、何故かそのウンコは真っ黒。暗闇より漆黒のサンコンみたいなウンコ様が神々のような存在感で鎮座しておられるのですよ。

まあまあ、それだけなら普通じゃないですか。便器にウンコが置き去りにされている。それ自体は別によくあることじゃないですか。そのウンコが真っ黒で、しかもはみ出してるというよりは最初から便器外してやったんじゃねえの?ってレベルで外に出ていたとしても、百歩譲って普通じゃないですか。けれども、ここからが凄かった。

あーあ、はみ出しちゃって、こりゃあ掃除するの大変そうだなー、とか思いながら、その誰かが産み落としたウンコ様を眺めていたところ、さらに異変が。

「ぎゃあああああああああああああああああ」

隣の大便ブースからもう一人のオバちゃんの悲鳴が。見るとそこにも素敵な置き土産が。今度はちゃんと枠に収まっていたんですけど、それはそれは見事な一本糞様が便器の中に鎮座しておられました。

よくよく考えたら、用も足し、手も洗って鼻毛まで抜いた僕は用済みで、これ以上トイレに留まる理由もないのですが、連続でのウンコ大発見に大興奮、もはや一時も目が離せない状況になっていました。

でまあ、やっぱ二連続で大便ブースからウンコ様が見つかったら気になるじゃないですか。果たして三個目はあるのか、もしかしたらあるんじゃないか。もし三個目があったなら、これはもはやウンコテロだ。気になるじゃないですか。

二個のウンコに恐れおののくオバチャンズを尻目に、好奇心からさらに隣の大便ブースを覗きましたよ。もう好奇心から覗かずにはいられない、もう我慢できない!って勢いで覗きこみました。

見なきゃ良かった・・・。

そこにはやっぱりウンコ様が鎮座しておられて、しかもビチグソ、お上品な言い方をするとビチおウンコがありまして、まるで殺人現場みたいになってました。ウンコ三連発。もう堪忍して。

「あの・・。こっちもすごいですよ・・・」

そう告げる僕に、驚きや落胆、失望や絶望を隠せない何ともいえない瞳をしているオバちゃんコンビ。さっきから感じてた只ならぬ気配はこのトリプルウンコのものだったに違いない、と確信せざるを得ないのですけど、そうなってくるとね、気になるじゃないですか。三つのウンコの存在よりも格段に気になるものがあるじゃないですか。どうして置き去りにされたウンコってのは尻を拭いた痕跡がないことが多いのかってのも気になりますが、それ以上に気になることがあるじゃないですか。

そう、果たして4つ目はあるのか。

このトイレは、縁起の悪い数字ですが大便ブースが4つあります。そのうち3つからウンコの置き土産が発見された。そうなると、一番奥のブースにも・・・。そう考えるしかないのです。

もはや、僕とオバちゃんコンビの間に言葉は要らない。微妙にアイコンタクトを交わしつつ、一緒に一番奥の大便ブースに向かいます。もし、この先のブースに大便が放置されているようなことがあれば、それはこのトイレの全てのブースにウンコが存在することになる。バカな、そんなことがあってたまるか。全てのブースにウンコなど・・・。

とかハラハラしながら覗き込むのですけど、一番奥のブースにも普通にウンコ様は存在していて、こちらはまるで死んだ人の顔にかける布みたいにティッシュがファサっと被せてあったのですけど、それでもやっぱりウンコ様。

4連続ウンコ、しかも大便ブースコンプリートに言葉も出ないんですけど、この最終ブースにはそんなものが吹き飛ぶほど物凄いものが存在してました。

置き去りにしたウンコの上にシットリとティッシュを被せる几帳面さとは裏腹に、なぜかブース内には無造作にパチンコ屋の新装開店のチラシが8枚くらい散乱してました。で、何故か知らないけどその上には使用済みの生理用ナプキン。いやいや、ここ男子トイレですやん、なんでナプキンが!と突っ込みたくなるのをグッと堪えて捜索を進めると、買ってきたばかりの新品を出したのでしょうか、透明な包装用の箱と、ピンクローターがコードが引きちぎられた状態で投げ捨てられてました。いやいや、ピンクローターて。

そりゃあ大便ブース全てにウンコ置き去り、おまけに生理用ナプキンにピンクローターですから、僕だって只ならぬ気配を感じるはずです。というか、ウチの職場の連中はどういうトイレの使い方してるんだ。

でまあ、さすがに4つのウンコは人間一人のものではありません。量だって見事に4人前ありますし、形状や性質が違いすぎます。これが意図的に4人の人間が行った犯行であるのならば、犯人は職場の同僚。そうならば僕はリストラされる前に黙って辞表をしたためるのですが、さすがにそれは考えにくい。何か理由があるはずだ。

でまあ、よくよく捜査をしてみると、どうも大便器に水を流すシステムがぶっ壊れていたらしく、どこのブースのレバーを引いてもこれっぽちも水が流れませんでした。そう、水が流れないからみんな仕方なしにウンコを置き去りにしたに違いない。そう思いたい。

ウンコ4連続の謎は解明できたのですが、それでも、物凄い勢いではみ出してるとか、生理用ナプキンの存在やピンクローターの謎などてんこ盛りなのですが、とりあえず、これだけは言えます。ウチの職場のトイレには何かいる、と。

いやいや、正確にはウチの職場に何かいると。少なくとも、男子トイレで生理用ナプキン使う人と、ピンクローター使う人、あと、物凄い勢いでウンコがはみ出る人と、ウンコした後に尻を拭かない人が3人いるはずです。こんな人物が職場にいて同僚として存在しているくらいなら、トイレに花子さんとか怨霊とかいたほうがマシだ、そう思ったのでした。

「もう大変だわー」

そう言いながらホースからジャバジャバと水を流してウンコたちを洗い流すオバちゃん。もちろん、ピンク色の粉洗剤も大量に使っています。もう一方のオバちゃんのほうは、最終ブースのチラシや生理用ナプキン、ピンクローターなどを捨てていました。

けれども、何故か知らないけどピンクローターだけは捨てず、ビニールに包んでエプロンのポッケに入れたオバちゃんを見て、僕は「ああ、オバちゃんといえどもピンク色が好きなんだな」そう思ったのでした。トイレ掃除を眺めるのに夢中で、全然仕事をしてなかったので、たぶんそのうち首になります。首になったら職場全部のトイレにウンコして流さずに帰ります。

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