Numeriキャラバン2004 Round16-2

Numeriキャラバン2004 Round16-2

Date: 2004/05/22

前回の続きです。2月3月に行われた全国60ヶ所連続オフ会、別名、詐欺師が全国行脚して本を売る旅の旅日記の続きです。静岡、茅ヶ崎開催とすり抜け、茅ヶ崎でキャラバン初の参加者ゼロを打ちたて、失意のまま車を走らせるところからです。どうぞ。

3月12日静岡神奈川編-2

とりあえず、嘆いてばかりいても始まらないので次の開催地である逗子市を目指す。自分を励ましながらハンドルを握るものの、逗子にはサザンがないため茅ヶ崎以上にマイナーな都市と考えられる。そのため、参加者ゼロどころかマイナスすら予想される。参加者マイナスってのもいまいち分からないけけど疑心暗鬼だった。

そんなこんなで、国道をひた走り、江ノ島やらなんやらを横目に眺めつつ逗子市を目指す。途中、「サザンの歌に登場するホテル!」とか看板を掲げたラブホテルを発見、微妙にセールスポイントが分かりづらいなあ、と思いつつ運転をした。

異様にゴチャゴチャした下町みたいな町並みを走りぬけ、なんだこのチンケな町は、などと思いつつ逗子市に到着。今度はどんな仕打ちが待っているかと震えながら集合場所に到着した。

16-3逗子市 逗子市役所前
参加人数:10人くらい
売上冊数:1冊
備考:
到着時、市役所前にそれらしい人影はなく、またもや参加者ゼロの予感が頭をかすめた。しかしながら、辺りを見回すと制服を着た挙動不審な女の子が。なんかすげー今風の娘さんで、おまけにアイドル並のかわいさだった。そんなカワイイ美少女がブレザーの!制服姿!ありえない、ありえない、こんなカワイイ娘さんがヌメリとかありえない。きっと彼女は何かの諸手続きで市役所に来たんだ、断じてヌメリなんかじゃないはず、そう言い聞かせて待つのですが、やっぱり彼女は僕のことをジロジロと見ているのですよね。やばいな、もしかしたら本当にヌメリなのかもしれない、けれどもすげえ警戒されてる、やっぱ違うのかな。うん、さっきからチラチラとぬめり本見せてるけど反応ないし違うな、そう考えながら微妙な距離感を保ちつつ待っていると

「patoさんですか?」

と、別の角度から今風の小僧、いやいや男性が話し掛けてくれました。で、その男性と「あのカワイイ制服の子、ヌメリかなあ」「いやー、そりゃないでしょ、彼女はヌメリを見る雰囲気じゃない」とか、ヌメリを見る雰囲気の女の子ってのがどういうのか分からないですけど、初めてのソープで童貞を捨てる前の男2人みたいにヒソヒソと話してました。そうこうしていると男性の方やら現役女子高生集団などが輪に加わり、一気に10人ほどの集団に。

その様子を見て、件の制服美少女も輪に加わりました。なんと、彼女もやっぱりヌメリだったのか。茅ヶ崎では参加者ゼロ、青い海を見ながら浜辺で仁王立ちしたものですが、ここ逗子では10人ほどの人、しかも現役女子高生軍団(キューティクル)おまけに制服美少女(後に女子中学生と判明)が来る始末。良い街だよな、逗子って。人情味があって好きだわ。おれ、永住したい。

で、美少女制服中学生に発奮した僕が、「いいよーいいよー、もっと笑って」などと鬼のように画像を撮りまくっているとタイムオーバー。本当はもっと生娘と語り合ったりとかしたかったのですが次の開催地横浜に行かねばならない時間となりました。

「patoさん、次の横浜まで乗せていってください」

勇気一杯、命知らずな男性が申し出てくれました。その勇気に敬意を表したいところですが、あいにくと僕は真っ直ぐと横浜に行くわけではなく横浜に行く前に東京に寄る手筈になっていました。大阪開催からぬめり本の在庫がなくなり、ここまで予約分のみを販売する旅を続けてきたのですが、そろそろそれも限界。旅の資金が無くなってきました。でまあ、増刷分を急遽印刷会社に刷ってもらい、発送されるのも待ちきれないので直接印刷会社に取りに行く手筈になっていたのです。で、その印刷会社が東京にあると。

「いいけど、東京に寄るんだよねぇ」

と、遠回りになることを告げると潔く諦めてくれる若者。そんなこんなで、またもや1人で今度は東京の印刷会社を目指します。で、さあいくぞ!と車を駐車場から出した時点で僕の携帯に電話が。

「すいません、patoさん。わたし、横浜までついていっていいですか?」

とまあ、先ほどの女子高生軍団の中にいたひなちゃんという娘っ子が電話してくるじゃないですか。彼女は昨年の夏の東京ビッグサイトオフから知り合いになった娘さんでして、たまにメールのやり取りやら強制的に制服画像を送らせたりしてたんですけど、そのひなちゃんが一緒に行きたいと電話してきたんですよね。

「いいけど、遠回りするよ?それに、友達と来たんじゃ?」

と僕がニヒルに、それでいてクールに切り出すと

「はい、大丈夫です!」

とか、何が大丈夫なのか全然わからない返答を戴き、さきほど解散して別れたばかりなのに逗子市役所前でひなちゃんを拾い一緒に東京を目指すことになったのでした。男性の申し出は断り、女子高生を乗せる僕。僕らしすぎるほどに僕らしい、こういうところが憎めないよね、僕って。

東京までの高速道路の車中、女子高生ひなちゃんは助手席にちょこんと座り、学校でのことやら友達のこと狂った姉の話など僕を退屈させてはいけないと思ったのか必死で話してくれました。明らかに萌える。うんうん、滑るようにハイウェイを走る車、その助手席に女子高生、僕が求めていたものはコレだ。このシチュエーションだ。そういった店だったらこのシチュエーションだけで14000円は取られるぜ、と思いながら運転してました。逗子最高。

横浜を通過し、羽田空港を横目に見ながら走っていると東京都に入りました。すっかり日も落ち、暗くなった東京の夜景は物凄く美しく、間違いなく大都会であることを物語っていました。キャラバン最終地東京、まだ今は本を取りに行くだけだけど1週間後にはここでゴールを迎える。待ってろよ、東京。絶対ゴールしてやるからな。とか考えながら走っていると首都高大渋滞。どう理解していいのか分からないほど大渋滞。もう、細長い駐車場なんじゃねえの?ってくらいに車が列をなして大渋滞していました。

ダメだ、僕、東京の首都高を舐めてた。東京の渋滞を舐めてた。こんなんじゃ絶対に印刷所まで辿り着けない。辿り着けたとしても横浜に舞い戻れない。ダメだ、今日本を取りに行くのは諦めよう、横浜開催のほうが先決だ。

ということで、増刷分の本を横浜で投入するのは諦め、また横浜方面へと舞い戻るのでした。舞い戻る途中、車内での会話もあらかた出尽くし、沈黙が続いた僕とひなちゃんでしたが、

「patoさん、しりとりしましょうよー」

とか、ひなちゃんが言うじゃないですか。おいおい、前から薄々思っていたけど、この子はちょっとアレなんじゃないか?と思いつつ、「じゃあ負けたほうが服を脱ぐんだぜ、それも全部だ」と言いたくなるのを必死で堪え、「いいよ、やろうか」と答えました。

「じゃあ、プロポーズしりとりですから、プロポーズの言葉で続けていくんですよ」

いや、ちょっと待って。何?プロポーズしりとりって?とか思うのですけど、ひなちゃんは間髪入れず

「私からいきますね。「毎朝俺の味噌汁を作ってくれ」、れですよ、れ」

とまあ、頭のサイドギャザーが壊れてるとしか思えないことを言い出しました。明らかに錯乱状態に陥っている僕は繋げることができず

「パス」

と答えると

「もー、パスは3回までですよ。じゃあ私が、「れ」ですよね。うーん、うーん、じゃあ「レイコ、愛してるよ」で、「よ」ですよ」

おいおい、名前を頭につけるとか、それじゃあ何でもありじゃないか。そもそもシリトリが文章だって時点で何かが大幅に間違ってる気が。

「パス」

「もー、二回目ですよ。じゃあ「ヨシエ、結婚してくれ」で、「れ」ですよ」

とまあ、明らかに彼女は頭の中に山本リンダを飼ってるとしか思えないことを言ってるんです。そんな末期的なシリトリを続けているうちに横浜に到着。やっとこさ横浜開催にこぎつけたのでした。

16-4横浜市 山下公園
参加人数:80人くらい
売上冊数:6冊
備考:
合流に微妙に失敗し、公園内をさ迷い歩きました。なんでも、もう参加者の皆さんは集合しているらしく、指定された場所に赴くとそこには逃げ出したくなるほど黒山の人だかりができてました。こんなに沢山の人が来ているのに売る本がなくて申し訳ない。でまあ、みんなこんなの貰ってどうするんだ、冷静になったら捨てるに違いないと思いながらサインに応じたり記念撮影をしたりしてました。なんか変な被り物とかさせられたな。その後の飲み会では大量の参加人数を一気に捌ける店がなく、何個かの座席を占拠する形で居酒屋に入りました。その後、車の運転があった僕(増刷分の本を取りに行かなければならない)はピッチャーでコーラを飲むという暴挙に出ました。なんか、カップルで来てるけど明らかに男のほうが二股かけてたりとか、痔になったことがあるとカミングアウトした女子高生やら、彼氏に二股かけられて凹んでる女性やら、ネゲットカップルやら、変態ネットアイドルやら色々いました。うん、なんだ、あの集まりは。男が5人以上集まれば風俗談義が始まる、という定説どおり、隅っこのほうでは熱烈に風俗トークが交わされていました。

ちなみに、皆さんと合流前にひなちゃんと山下公園の中をさ迷っていたのですが、そのひなちゃんが

「あ、お母さんに帰り遅くなるって電話しなきゃ!」

とか携帯電話を取り出して電話してました。うんうん、女子高生だもんな、電話しないと親が心配するわな、と微笑ましくその様子を見守っていると。

「あ、お母さん、うんうん。今日遅くなるから。え?そうそう、ヌメリの集まり。だから遅くなるから」

Numeriのことをよく存じているお母様にそう告げるひなちゃんを見て、本気でこの子の将来が心配になりました。

そんなこんなで、皆さんは二次会に行くなどとハッスルしていましたが、増刷分を取りに行かねばならない僕はここでお別れ。車を走らせ、明日の朝一番で本を取りに印刷所にいけるよう、板橋区近辺で就寝となりました。

3/12のまとめ
売上冊数:11冊
収入:11000円
支出:2万円(食事代、コーラ、高速代、駐車場代、ホテル代)
所持金:10万円 図書券1000円分

次回、市川、千葉、柏、つくば、水戸編に続く。一日5都市開催のキャラバン最大の強行軍。達成不能と思われた地獄のスケジュール、しかし、これをクリアするために最強のプロジェクトチームが結成された。そして、ついに所持金がゼロに。一体何が起こったのか、ご期待あれ。

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