7人の侍

7人の侍

Date: 2003/02/07

男が一歩外に出るとそこには7人の敵がいる、なんてよく言われる言葉でございます。外の世界には自分を狙う敵が数多くいる、気を引き締めてかからないと取って食われるぞなんていう注意喚起の言葉であると思うのです。

しかしまあ、侍の時代ならいざ知らず現代の世界で敵なんていう表現はシックリ来ないと思うのです。街を歩いていていきなり斬りかかって来る敵なんかいるわけがない。いたら嫌過ぎる。

それでもまあ、こういった世知辛い世の中ですから、刀で襲ってくる敵はいないまでも自分を騙そうとする悪い人なんかは沢山いると思うのです。ちょっとでも隙を見せたら騙してやるって言う騙し騙されの世界。

そういった人間ってのは、表向きは善人で自分に対して好意的だったりするので性質が悪いです。一見して敵だとは分かりづらい。刀で斬りかかってくれれば敵だとすぐに認識できるのですが、笑顔で近づいてこられても判断しにくいものです。

今も昔も、外に出れば沢山の敵がいる。ただ、現代ではその敵意を剥き出しにせずに隠し持って斬りつける卑怯な敵が沢山いるということですね。「一歩外に出るとそこには7人の敵がいる」これを肝に銘じて気を抜くことないように外の世界を歩きたいものです。

さてさて、外の世界には7人の敵がいるわけですが、我が職場には7人のバカがいます。救い様のない歴史的バカが集結しているのが我が部署でして、社内でも密かにバカのユートピアなどと言われて怖れられているのです。

以前から「ハチャメチャなpatoさんがクビにならないのはどうしてですか?」などと質問されることがあるのですが、答えは簡単です。僕以上にハチャメチャなのが我が部署には集結しているからです。そう、僕なんか霞んでしまうほどパワフルなキチガイがいるんですよ。

というわけで、今日は我が職場が誇る7人のバカ同僚どもを紹介してみようかと思います。「7人の侍」ならカッコイイのですが「7人のバカ」だと情けなくて無性に悲しくなってしまいますが、気を確かに持って紹介していこうかと思います。

1.風俗マスター

我が職場が誇るキチガイ並みの風俗マスター、ヘルス大好き鈴木君、略してヘルスズキ君。彼は非常に仕事が出来る人間でドライでクールな一面を持ち合わせているのですが、風俗のこととなると人が変わります。

給料の大半を風俗に注ぎ込み、平日だろうが休日だろうがソープだろうがヘルスだろうがお構いなしに風俗店へと足を運びます。その度に「昨日ついた娘はテクがイマイチだった」などと職場での風俗体験ルポを欠かしません。

そんな彼の伝説ですが、夜中に一人で残業していたヘルスズキ君。仕事をしながらも考えるのは風俗のことばかり。ああ、風俗に行きたい風俗に行きたいと悶々としてしまい仕事になりません。

このままでは仕事の能率が悪すぎる、一発スッキリしてから仕事に取り掛からねば、そう考えたヘルスズキ君は、職場の電話を取ります。そう、職場からデリヘルを召還したのです。

そのまま職場にデリヘル嬢を招き、応接室のソファーでプレイ。普段仕事している職場でヘルスプレイなんていたく興奮した、彼はその時の心境をそう語ってくれました。その度にチャンスがあると職場にデリヘル嬢を召還し、上司のデスクやら僕のデスクの上でプレイしているそうです。僕のデスクの上にやけに正体不明の陰毛が落ちてると思ったらそういう理由だったらしいです。職場に呼ぶのはいいですけど僕のデスクの上でプレイするのはやめてください。

2.アイドルマニア

僕も人並み以上のアイドルマニアと自負しているのですが、同僚の山本君はそれ以上の、いやそれ異常のアイドルマニアです。彼はアイドルに人生の全てを捧げている。

広島方面にやってくるアイドルのコンサートなどは欠かさず足を運びますし、レコード屋クラスのイベントやサイン会も漏れなくチェックしています。僕すらも「誰それ?」と尋ねたくなるようなマニヤックなアイドルを追いかけていたりするのです。

もちろん、アイドル哲学について語りだすと非常に長くて鬱陶しい物があり、メロン記念日の生い立ちについて一晩中熱く喋っていたことがあります。

そんな彼の伝説ですが、彼にとって藤本美貴、いわゆるミキティのモーニング娘。

加入は大きなショックだったようです。彼にとって藤本美貴はアイドルポテンシャルが低いアイドルであり、そんなのがモー娘。加入など到底認められないことらしいのです。彼は怒っていたのです。藤本の加入が許せなくてご立腹していた。

藤本加入の一報が届いた日、僕らは職場で会議だったのですが、彼は藤本加入が信じられないらしく会議そっちのけで一人でブツブツ文句を言っておりました。壇上では同僚の誰かが必死でプレゼンをしているのに、ただただ藤本の加入は有り得ないと夢遊病者のように言っておりました。

隣の席に座ってその様を見ていた僕は、あまりにも憐れになって言ってやったのです。

「そんなに嘆いても仕方ないじゃないか、もう加入は決まったのだから。それに藤本いいじゃん、カワイイし」

などと彼をなだめるため、会議の邪魔にならないように小声で言ったのです。

そしたら彼は大激怒ですよ。僕が藤本をかばったのが余程気に入らなかったのか顔を真っ赤にして憤怒し

「確かに藤本はカワイイかもしれんがな、アイドルとしての怖さがねぇんだよ!!!怖さが!!!」

と、立ち上がりながら意味不明の事を大声で主張しました。厳粛な会議中に大声で「藤本にはアイドルとしての怖さがない」と。会議参加者の視線が一気に僕らに注がれたね。死ぬほど恥ずかしかった。その後彼と一緒に僕まで上司に説教されました。それにしてもアイドルとしての怖さってのが未だに意味が分からん。

3.寝坊マスター

貴様は狙ってるのか?と思うほどに毎日遅刻してくる猛者がいます。彼は本当に狙ったように5分ほど寝坊をするらしく、毎日寝起きの顔をしながらオフィスへと走りこんできます。

あまりに遅刻が酷いものですから、僕が一度彼を説教したことがあるのです。

「いつも遅刻してくるけど、どうしてそんなに毎日寝坊するんだ?」

と、すると彼は僕の言葉が気に入らなかったらしく憤怒しだすのです。顔を真っ赤にして反論するのです。

「寝坊じゃないです!二度寝です!」

と。いや、一緒やん。こうして彼は今日も寝坊ならぬ二度寝をして今日も5分だけ遅刻をしてくるのです。

4.ヌメラー

僕のこのNumeriというサイトを普通に閲覧している男がいます。彼は普通にテキストサイトを閲覧していて、リンクを辿るうちにNumeriに行き着いたらしいのですが、最初に見てピンと来たらしいです。これは同僚が書いているに違いないと。

それでまあ、その後にメールなどを貰って、僕も自分がNumeriのpatoであることを彼にカミングアウトしたのです。職場ではNumeriのことは僕と彼だけの秘密になっています。

それでもまあ、毎朝僕が出勤するたびに「今日の日記は良かったよ」だとか「今日のはイマイチ」などと感想を言ってくるので鬱陶しかったりします。

そんな彼ですが、いつも職場のパソコンでNumeriを開いて読んでいるので、いつ周りにバレるかと僕としてはヒヤヒヤものです。

5.日本語が異常に弱いヤツ

純粋に日本生まれで日本育ちなのですが、お前は帰国子女かい?と聞きたくなるほど日本語が弱いヤツがいます。彼の日本語認識不足による言い間違いは芸術のレベル、そう言っても過言ではないほどやってくれます。

彼が取引先相手に手紙を書いていました。共同のプロジェクトが白紙撤回となりそのお詫びのような感じで手紙を書いていたのです。必死で辞書を片手に持ちながら書いていた手紙を横からちょっと覗いたのですが

「当社で再度会議にかけて検討しなおした結果、残忍ながら本プロジェクトは白紙撤回となりました。申し訳ありません」

×残忍ながら
○残念ながら

いや、確かにプロジェクトの廃止は残忍なんだけど、確かに残忍と残念は字が似てるんだけど、取引相手に書く手紙にそれはないだろ。

6.オナニーマスター

毎日毎日欠かさず日課のようにオナニーをする柳本君。彼は自分のオナニーによる功績を何か形に残るもので記したいと考えました。自分が毎日努力した結晶を残したい、この功績を後世に残したい。

そして彼が考え付いたのは精液の保存です。己のファクトリーで日々製造され、オナニーのたびに排出される自分の分身たち。その白濁液が妙に愛おしく感じた彼は、その精液を瓶に保存し始めました。

来る日も来る日も、雨の日も風の日もオナニーするたびに瓶に向かって白濁液を排出する彼。なんだか、チビチビと一円玉を貯金するのに通じる気持ちがあると彼は語ってました。

その貯まった、いや溜まった精液の瓶の画像を見せてもらったのですが、まさに彼の分身が詰まったといえる異様に気味の悪いものでした。なんだか白ジャムみたいだった。とても現物を見る勇気はありませんでした。

「瓶いっぱいに溜まったら庭に埋めて子孫に残すんだ」

埋蔵金のように地図を描いて子孫に在処を示すようです。埋蔵金だと思って掘り出した何十年後かの子孫はさぞかしビックリすることでしょう。頑張ってください。ちなみにもう7年も溜めてるらしいです。

7.変態

職場に最新鋭のコピー機が導入された時、コンビニなんかに置いてある大型のコピー機だったのですが、それにいたく興奮した我が職場の某変態は、「自分の性器をコピーする」などと意味不明の性的衝動を周りにぶつけ、上司や女性が部屋にいなかったのを良い事に全裸になり始めました。

そしてコピー機の上に寝そべると、器用に「コピー開始」ボタンをを押して性器をコピーし始めました。

さらに出来上がりを見て

「ちょっと濃さがイマイチだな」

とか妙なこだわりを発揮し、コピー機の濃淡調節を真剣に行ってました。全裸で。

さらにまた裸でコピー機に乗っかったのですが、「コピー濃度が悪いのは蓋をしてないからだ」とキチガイなことを言い出し、コピー機の蓋を閉めました。全裸でうつぶせになってコピー機に挟まれている変態は変態にしか見えません。

蓋が良かったのか濃度調節が良かったのか知りませんが、出来の良い性器コピーが得られてご満悦の変態、満面の笑みでコピー機を降りようとしたのですがその際に、

ガキッ

とか言ってコピー機の蓋が壊れました。職場に導入された最新鋭のコピー機は、ほとんど本領を発揮せぬうちに性器をコピーしただけで変態の手によって破壊されたのです。さすがに上司には「性器をコピーしようとして」とは報告できなかったみたいで、なにか苦しい言い訳をしてました。


このように、7人のバカがいる我が職場。こんなヤツらに囲まれて仕事をするのはもう嫌です。なんとかマトモな同僚が揃っている正常な職場に行きたいなと日々思っているわけです。

7人の敵がいる外の世界よりも、7人のバカがいる我が職場の方が危険のような気がします。ホント、嫌な職場だ。

ちなみに、7番目のコピー機を壊した某変態とは僕のことです。自分も7バカの一角だということに驚きを隠せない。

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