追いかけて

追いかけて

Date: 2002/12/19

さてさて、昨日は更新を行いませんでした。なんか異常に忙しくて、帰宅したのが午前二時とかでした。あり得ないほど疲れていたので日記も書かず、そのまま就寝と相成りました。日記を更新していないのに、上がり続けるカウンタを見てますと、申し訳ない気持ちになります。ホント、申し訳ない

でもまあ、たった一日日記を更新しないだけで「早く更新しろ」だとか「怠けるな」だとか「死ね」だとかメールをいただいて「僕には日記をサボる自由もないんだ」と泣きそうになることがありますが、それでも頑張って更新しようと思います。でも、素で凹むので泣きそうになるメールとかちょっとやめて欲しいとか思います。

それにしても、忙しい忙しい。ホント、死ぬほど忙しいよな。さすが師走って言うだけはあるよ。まさしく師も走るほどの忙しさ。まあ、ウチの師(上司)は走りもせず、偉そうに踏ん反り返っているわけですが。

とにかく、クリスマスまで目が回るほどに忙しいです。仕事に殺されるというかなんというか。途方もない忙しさであるのは間違いない。さすが年末真っ只中。あり得ないほど忙しい。さすが師走。師どころかハイパー窓際社員の僕まで走る忙しさですよ。

さて、そんなpatoさんの昨日のお仕事は、書類を届けるという重大なお仕事。最重要極秘書類を取引先に届けに行くというお仕事。雑用とかじゃありませんよ、最重要機密に関する隠密行動です。誰にでもできる仕事では御座いません。僕にしかできない仕事。

なにせ上司から直々に「この書類を先方に届けてくれ」と言われましたからね。多くは語りませんでしたが「この書類はお前にしか届けられない、頼んだぞ」という思いがビシビシと伝わってきた。決意めいた何かを感じた。すごく期待されてるなって思った。

たぶん、この書類にはわが社の未来が賭かってるんだと思う。途中、ライバル社が雇ったスパイかなんかが、この書類を盗もうと襲い掛かる。スキンヘッドの200キロぐらいありそうな殺し屋が、北斗の拳のようなバイクに乗って、僕の車に襲い掛かる。書類ごと僕を消そうとする暗殺者が付狙う。ビルの屋上から僕を狙うスナイパー。白熱のカーチェイス。爆発炎上。この書類は誰にも渡さないぜ。

などと妄想しながらも、書類を届けるため準備をしていました。防寒着を身にまとい、地図で先方の位置を確認。ついでに昼飯も食べてしまおうと周囲の美味しそうなラーメン屋さんをリサーチと。

このクソ寒いのに、書類を届けるもクソもねえよな、などとブツブツ文句を言いながら準備をしていたので忘れ物をしてしまいました。

職場からマイカーのある駐車場までテクテクと歩いていたのですが、肝心要の書類を持っていないことに気がつく僕。書類を届けるために外出したのに、その書類を持たずに何をやってるんだ、俺は。ああ、せっかく下まで降りてきたのに、書類を取りにまた舞い戻らなければならないじゃないか。折角降りてきたのに舞い戻る、なんて非合理的で非生産的な行為なのだろうか。ドッと疲れが出てくるよ。

などと途方に暮れていたら、

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

という轟音と共に走り迫る人物が

「patoさーーーーん、書類忘れていますよーーーー」

と大声で叫びながら迫り来る灼熱のB子。高いヒールの靴を履いて器用に走ってやがる。普通、女の子ってのはテコテコとカワイイ感じで走ったりするものだと思うのだが、B子さんの走り方は陸上選手のよう。カールのような走り方。在りしの長島茂雄のように「ヘイ、カール」と叫びたい気分。さすがマッスル事務員B子。伊達にアゴが割れてるわけじゃないぜ。

それでまあ、本来なら忘れ物を届けてくれたB子に感謝するべきだと思うのですよ。「ありがとう」とでも言ってね、B子に感謝するべきなんですよ。

でもね、僕の背後からB子が迫り来る恐怖って言うんですか、なんていうか恐ろしく感じてしまったのですよ。マッスルB子が陸上選手みたいな走り方して、必死の形相で「書類!書類!patoさん書類!」とか叫んでるんですもの。

アフリカあたりのジャングルをさ迷っていて、出くわした原住民が槍を持ちながら「ショルイ!ショルイ!ウンバ!ホゥホゥ!」って追いかけてるように錯覚してしまった。B子が手に持っている重要書類も、もはや槍にしか見えない。人骨のアクセサリー付けてるようにしか見えない。そういえばB子メイクもやや原住民系。

まずい、逃げなきゃ殺される。食人族に食われる。そう思ったね。

でまあ、本来なら書類を受け取って感謝するべき所なのに、なぜだか逃げ出してしまった。迫り来るB子に恐怖を感じ、脱兎のごとく逃げ出してしまった。

「うわーーーーーーーーー」

「ちょっと、patoさん。何で逃げるんですかーーーーー」

というアホのようなやり取りが。

B子は普通に走ってるだけなんだけど、僕の目には必死の形相で追いかけてきているように見える。目を血走らせて、口から涎やら舌やらをベジョロベジョロと垂れ流しながら、両手をいっぱいに広げて追いかけてくる。髪を振り乱して追いかけている。うん、言い切ってもいい、こんな妖怪がいてもおかしくはない。間違いない捕まったら殺される。ゲハハハハハとか言いながら抱え上げられて体液とか吸われちゃうんじゃないだろうか。

それでまあ、様々なことを妄想しながら必死に逃げるのだけど、B子のヤツも諦めない。というか、なんで逃げるんだろう?と不審に思ってさらにスピードをあげる始末。

でまあ、高いヒールはいてるくせに僕より足が速くて持久力があったB子。さすがに逃げ切れるわけもなく捕まってしまいました。

「ちょっとー、何で逃げるんですか!」

と、いたくご立腹なB子さん。さすがに

「追いかけてくるアンタが妖怪や原住民に見えて」

とはいえず

「いや、ちょっと・・・・・」

と言葉を濁すことしかできませんでした。

ハァハァと息を切らせながら重要書類の入った茶封筒を渡すB子さん。僕もその姿をハァハァと息を切らせて眺めていたのですが、やっぱり妖怪にしか見えませんでした。

そんな日常の1コマ。

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