合わせ鏡

合わせ鏡

Date: 2002/12/15

昔からの友人と、酒を飲んだときのこと。

彼は、高校卒業以来、仕事に就いてはすぐに辞め、また職に就いてはすぐに辞めを繰り返して、プラプラと過ごしているヤツだ。ホント、何事にも飽きっぽくて長続きしないヤツ。

「また会社辞めちゃったよ」

なんて軽やかに言う友人。別に辞めるのが悪いとか説教臭いことを言うつもりはないけど、なにか間違ってるような気がする。

「おまえなー、どうしてそんなに長続きしないわけ?」

とか聞く。
すると彼は言う

「なんかさー、俺の周りって嫌なヤツばかりなんよ」

意味が分からない。さらに突っ込んで聞いてみる。

「は?意味がわかんないんだけど」

「いやね、俺の周りって嫌なヤツばかりなのよ。家の親父もお袋も嫌なヤツ。友人も嫌なヤツばかり、どこの会社に行っても嫌なヤツしかいなんだよ、世の中って腐ってるよな」

とか言いながらビールを喉に流し込む友人。それを聞いて僕はなんだかカチンときた。

「あのな、自分の周りの人間ってのは合わせ鏡なんだよ。友人も両親も同僚も、嫌なヤツしかいないってのは、お前が嫌なヤツだからなんだよ。人柄の良い人間の周りに人柄の良い人が集まる。嫌なヤツの周りには嫌なヤツしか集まらんの。だから、周りがどうこうじゃなくて、まず自分をなんとかせにゃイカンよ」

とか説教臭いことを言う僕。で、自分で言いながらとんでもないことに気付いたのです。

「周りの人間」
上司→嫌なヤツ
B子→嫌なヤツ
友人→嫌なヤツが多々、変態も少々、ロリコンも
親父→キチガイ
彼女→変人
同僚→末期的アホ
弟→猿、ウンコ

これを統合し、周りの人間が自分の合わせ鏡だと考えると、僕は

「救いようのないほど嫌なヤツでキチガイで変人で変態で末期的アホで猿でウンコなロリコン」となります。

ちょっと凹んだ。泣きそうになった。

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