松山ブルース

松山ブルース

Date: 2002/11/08

というわけで、今日から一泊二日で愛媛県松山に出張です。僕の住む広島からは瀬戸内海を隔てた隣にある愛媛県松山。市民一人当たりのデリヘル店舗数全国ナンバーワンの松山。デリヘルの街松山に行ったわけなんです。

行く前は松山ってのは近いものだと思ってたのですが、ところがどっこい、なんか松山に行くとなるとなかなかに大変らしく、なんか朝も開けきらない時間から始発に乗って松山を目指してました。すげえ眠い。

しかもなんか、目覚めていざ出発の準備とか思って鏡を見たら、あり得ないほど右目が充血してて目の周りが腫れ上がってました。試合に負けたボクサーのように腫れ上がっておりました。

で、右目が全然見えぬまま広島市宇品港を目指します。で、宇品港に着いてからフェリーで松山を目指すわけなんですが、早くもココで選択を迫られます。

松山まで料金2500円の通常フェリー。料金は安いが松山まで2時間ぐらいかかる。料金5800円とブルジョワジーな値段設定ながら、松山まで1時間のフェリー「スーパージェット」どちらにするか非常に迷うわけなんです。

で、あまりにも安易な「スーパージェット」という名前がいたく気に入った僕は、スーパージェットで松山を目指します。

いやね、乗ってみて始めて分かったのだけど、スパージェットは恐ろしく速いフェリーだよ。もうね、ありえねえぐらい速いの。マリオがスター取ったみたいな状態なの。波を斬って進むって感じだったね。

で、一時間後には予定通り松山観光港という場所に到着。デリヘルの都松山にいよいよ上陸です。

で、今回の出張なんですが、実は松山市の道後温泉の温泉旅館で開かれる会議に参加するのが目的だったのですよ。もうね、温泉旅館で会議って時点で、「よーし、会議にかこつけて出張して温泉でゆっくりしちゃうぞー」っていうみんなのやる気のなさが伺える。

それでもまあ、やはりみんな温泉旅館は魅力らしく、全国津々浦々各地から会議に終結してまいりました。しかもまあ至れり尽くせりの会議でして、日中こそは温泉旅館の大ホールで会議を真面目にするのですが、夜になると宴会、さらにはそのまま温泉旅館に宿泊付という、会議が目的なのか温泉が目的なのか訳の分からない状態なんです。

でまあ、松山観光港についた僕は、バスに乗って道後温泉を目指すのですが、いきなり寂しげな松山観光港付近の町並みがお出迎え。なんか哀愁すら覚える景色に涙しそうになりました。で、バスが進んでいくと、今度は道路脇に寂れた遊園地とかあるんですよ。すごく小さな遊園地。客とかは全然いなくて、「営業してないのかな?」とか思わせるのですけど、よくよく見ると客が一人だけ乗ったジェットコースターが寂しく動いてたりするんです。松山という街はどこまで哀愁を誘う気だ。もうなんか「松山ブルース」とか言ってうら寂しい悲しいポエムでも書こうかと思ったもの。

で、バスは進んでいき、松山の中心地とかになるのです。中心地ともなるとさすがに寂しさはなく、なんか繁栄してて狂おしそうになってくるのですが、そんなの関係ありません。降り立った観光港の寂しさを未だに引きずってますからな。

でまあ、なんか松山市駅前のチーズケーキ屋のお姉さんが異常に可愛くて惚れそうになったり、あり得ないぐらい市内を遠回りするバスに腹を立ててたりするうちに道後温泉に到着。この時点でかなり疲れてました。右目もなんか二倍ぐらいに腫れてたし。俺って失明するのかな?とか本気で心配したくらいです。

温泉旅館に到着すると、既に会議は始まっており、真面目な雰囲気に少しクラクラ。心ドキドキ。夕方までぶっ通しで狂おしいほどに会議してきました。

会議が終わると参加メンバーは全員宴会場へと移動し、狂おしいほど大宴会大会。昼間の真面目な会議の表情が嘘のように暴れておりました。そんなキチガイ連中を尻目に冷静に瀬戸内海の海の幸に舌鼓を打つ僕。なんかクールで格好良いです。

で、宴もたけなわになってくると、本日の部屋割りが発表されます。そうです、この会議は宴会付き、温泉付き、宿泊付きの会議なのです。でもまあ、僕は宿泊ってのはシングルルームでもあてがってもらえるものと思ってたのですが、なんか2人部屋のようです。よくよく考えたら当たり前の話です。ここは温泉旅館。当然ながら部屋は和室で大きい。一人で泊まるには豪勢過ぎる部屋ばかりなのです。つまりまあ、見も知らずの人と相部屋になるっぽいです。まあ、見ず知らずとか言っても会議参加者なわけなんですが。

で、僕は部屋割りで指示された部屋に荷物かついで赴きます。もしかしたら、相部屋とか言って部屋を割り振った人が間違えて僕のルームパートナーに女性を指名しているかもしれません。会議に参加しているあのキャリアウーマンっぽい人が手違いで僕と相部屋に。

「なんか、部屋割り間違えたみたいっすね」

「そうみたいですね」

「やっぱ・・・旅館側に言って部屋を変えてもらいましょうよ。年頃の男女が同じ部屋だなんて・・・」

「うーん・・・ワタシは構わないですけど・・・・。」

「え?そうなんですか?」

「今日の会議でのアナタの発言素敵だったわ」

「いやあ」

「一緒にお風呂入ろうか?」

とか言う展開になるかも知れません。さすがにそこまではなくても、キャリアウーマンと手違いで相部屋になることにより、着替えの時なんか

「おねがい、いいって言うまでこっち見ちゃダメだよ。絶対にみないでよ」

「チラッ」

「見ちゃダメ、お願い!見ちゃダメ!もうバカ!」

「なんでそんな恥かしがるんですか?」

「だって・・・ワタシ・・・・スタイル悪いし・・・・胸小さいし・・・」

「そんなことないっすよ」

「そんなことあるの!触って確かめてみればいいわ!」

「じゃあお言葉に甘えて」

「あ・・・・」

なんていう狂おしい展開もあり得ます。もうなんていうかバラ色だよね。本気で主催者側が部屋割りミスとかしてねえかなあ・・・・とか思いながらあてがわれた部屋のドアを開けました

「HI!」

なんかね、和室の真ん中に外国人がいるの。アーネストホースとみたいな黒人さんが白い歯見せて笑ってるの。

外国人と相部屋かよ!

そういえば、会議の中でも一人外国人がいて、宴会でも腕力を持て余してすごい大暴れしてて、あんな外国人だけとは関わりたくねえな、とか思ってたのですが、まさかそいつと相部屋とは。

ありえない、ありえない。こんなフォリナーと相部屋なんてあり得ない。なあだ、その丸太のような太い腕は。それで俺を殴る気か。ジャップの顔見てるとムカツクぜ!とか理不尽な理由で殴ったり金を奪ったりするわけか。で、俺はホーストにケツの穴とか掘られちゃったりするのか。わお、恐ろしい。

そんな僕の恐怖を知ってか知らずかホーストはジュルジュルと部屋に備え付けられてた日本茶をすすりながらテレビを見てAHYAHYAHAYAHAYAとか大笑いしてました。

でまあ、僕もホーストと相部屋ってのは気に入らないのですが、それって僕の身勝手な主張ではないですか。いくら異国の人だからって、いくら異教徒だからって嫌うのって間違ってると思う。僕らはみんな宇宙船地球号の乗組員じゃないか。でまあ、仕方なく受け入れて「よろしく」とか言いながらホーストの向かいに着席。で、ちょっと一服とばかりにタバコに火をつけた瞬間でした。

「No!No!スモーキング!No!」

とか、あり得ないほどの雄叫びをあげて暴れだしました。まるで子猫を失った母猫のように半狂乱で大暴れしてました。殺されるかと思った。死ぬかと思った。

なんていうか、タバコを吸っただけでここまで狂うなんて思ってもみないではないですか。タバコにチョロっと火をつけただけで口からジョルジョル唾液たらして怒ってるんですよ。

でまあ、なんとか落ち着きを取り戻したホースト。なんとかコミュニケーションを取っているうちに次第に打ち解けてきました。でまあ、折角道後温泉に来たのだから本館の温泉にも入っておこうとホーストと二人で浴衣を持って道後温泉本館の浴場に行きました。

本館はさすがに由緒ある建物らしく、貫禄あふれる建物。なんていうか味があるよね。オリエンタルな雰囲気がしてきていい感じだよな。

で、入浴料300円を払って入浴。なんか服を脱いだホーストのチンコはやっぱり凄かったよ。なんていうか、彼のちんぽに合衆国の力を見たね。そんなチンコ話はどうでもいいとして、メインの風呂に入ってみると、さすがに歴史のある風呂らしく重厚な雰囲気。さすが松山市民が誇りに思う道後温泉本館だなとか思いました。それを見たホーストは

「キンジョノ セントウニ ソックリデス」

とか松山市民の尊厳を根底から覆す発言を。頼むから大声で言わないでくれ。横にいる松山市民と思わしき道後温泉大好きガンコジジイが睨んでるじゃないか。

そいでもって、無事に入浴も終わり、体を拭いて脱衣所で浴衣に着替えるのですが、なんか浴衣を持ってきたのはいいのですが帯を忘れたみたいなんです。帯がないと浴衣を着ることができません。

でも、せっかく道後温泉に来たのなら、風呂上り火照った体に浴衣姿で涼風を感じながら温泉街を闊歩したいではないですか。浴衣を着たいではないですか。

で、仕方なく履いてたズボンのベルトを帯変わりにして浴衣を着ました。なんとなくハイカラだね。それを見たホースト。浴衣にベルトが気に入ったらしく

「ミートゥ、ミートゥ」

とか言ってます。仕方なくホーストにもベルト浴衣を着させてやり、二人で風呂上りにコーヒー牛乳飲んで旅館へと帰りました。

旅館へと続く道、湯上りの肌で秋風を感じながら僕は思ったのですよ。最初は恐ろしいと思ったホースト。でも交流してみるといい奴じゃないか。やっぱね、人種とか国の違いで人を判断してはいけないよ。国が違っても僕らは同じ人間であることに違いないのだから、風呂が気持ちよければコーヒー牛乳も美味い。当たり前のように同じように感じて喜ぶわけなんですから。国が違ってても、ソウルが同じならそれはもうソウルメイトなんだよ。

初めての下駄に喜びながら足早に歩くホーストを見て思いました。ありがとうホースト。君に会えてよかった。僕は君のことが好きだよ。これからもずっと友達さ、ってね。

部屋に帰ると、旅館の人の手によって部屋に布団がひかれており、僕らはそのまま就寝しました。

おやすみ、ホースト。

おやすみ、ソウルメイト。明日も頑張ろな。

ゴガアアアアアアアアアアアアアア

野獣のようなホーストのイビキがうるさくて眠れません。もうね、ホーストは死ね。七回死ね。この非国民め。


今日は、ホーストのスキを見ながら急いで日記を書いたのでかなり乱文になってると思います。ごめんなさい。

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