patoさん旅日記 part5

patoさん旅日記 part5

Date: 2002/08/18

さてさて、今日も昨日の如く、朝の出発からではなく前日の夜から。フェリーに乗ったところから始めます。

フェリーに乗るに当たって、三つの大きな誤算がありました。まず一つに、あそこまでフェリー代金が高いとは思いませんでした。車を搭載させると急に値段が跳ね上がるんだものなあ。ハッキリ言ってデリヘル呼べるぐらいの値段だよ。マジで。そのおかげで所持金が510円という体たらくぶり。フェリー内にスロットゲームがあったんだけど、金がなくてやれませんでした。

二つ目に、ここまで時間がかかるものだとは思いませんでした。恥ずかしい話、青森-函館間のフェリーなんて30分もあれば到着すると思ってたのです。なのに、夜の10時に乗って着いたのが2時ですからね。4時間もかかるとは思わなかった。

最後の誤算が県境看板。今まで逃すことなく県境の看板を撮影してきました。僕の歩んだ旅路の証として記録に残すために撮影してたのですが。北海道には県境がない。もともと、北海道だけで独立した大地ですからね、他の県に接してることがないから県境表示も必要ないというわけですな。せっかくここまで撮影してきたのに最後の北海道の看板がないなんて・・・。

というように、トリプルで誤算が重なり、かなりブルーにフェリー内での時間を過ごしておりました。とりあえず、フェリー内で撮影したスナップをどうぞ

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分かりにくいですが、右側の男の影には女性がいました。まあ、いわゆるカップルというやつです。甲板に出てお互いの愛を確かめ合うかのように語り合っておりました。

「わー、すごいすごい、船って揺れるんだね。」

「ははは、そりゃあ船だもん揺れるよ」

「みてみて!青森の街の光がもうあんなに遠くに」

「こうやって見ると綺麗だよな。ほら、星空だってこんなに綺麗だよ」

「わーすごい、綺麗だな」

「うん、ホント、綺麗だ」

「ねえ・・・・高志?」

「うん、なんだい」

「ううん、なんでもないの」

「なんだよ、気になるじゃんか」

「ホント、なんでもないの、きにしないで」

「気にするってば、教えてよ、なんだい?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・笑わない?」

「うん、約束する」

「・・・・・・ずっと高志と一緒にこの星空を見ていたいなって思ったの」

「ハハハハ、そんなの当たり前さ、ずっと一緒にこれからも空を見上げようよ。ずっと一緒に」

「うん・・・・・・高志大好き」

「芳江・・・・」

というような会話がなされているに違いありません。カップルは死ね。海に落ちて死ね。スクリューに巻き込まれて死ね。七回死ね。ホント、どこいってもカップルっているよな、みんな死ねばいいのに。

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ちなみに、客室の階下にはこのように車が収納されている。この収納スペースは航行中は立ち入り禁止らしく、撮影をしていたら係員にこっぴどく叱られた。この歳になって知らない大人の人にここまで怒られるとは思いもよらない、というぐらいに怒られた。もう泣きそう。

説教などをされていると函館が近づいてきたらしく、綺麗な夜景が見えた。

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素敵な夜景に心躍らせて、車の中に移動して到着を待つ。ついについに北海道到着だ。長い長い道のりだった。ここまでの旅程は長すぎるほど長かった。もう初日のこととか覚えてないもの。

北海道 函館市

フェリーから勢いよく下船。もしかしたらフェリーを降りたところに「北海道」という表示やら「おいでませ北海道」とか書かれた看板があるかと期待した。さすれば県境表示の変わりになるかなと思ったのだが、全くそういうものはなかった。どうやら北海道は旅のものを歓迎する気がないようだ。

フェリー埠頭から出ると、暴走族のような愚連隊がお出迎え。お下品な車に乗って旅の者を威嚇している。これが函館流の歓迎方法なのかもしれない。彼らと目を合わせないようにして、ローソンに向う。フェリー内でラーメンやらジュースを買ったのですでに所持金は20円。コレでは何も買えない。しかしローソンならクレジットカードが使えるので買い物ができる。クレジットーカードで牛乳やらを買ってる自分が少し情けない。

テレホンカードを使って船内で書いた日記をアップ。少し函館市内を徘徊し、札幌を目指す。ここからは国道5号線を使う。

ここで大きな誤算がまた一つ。恥ずかしながら函館と札幌って近いと思っていた。せいぜい100キロぐらいの距離かな、おいおい、もう札幌に着いちゃうじゃねえか、とか思って国道を走っていたら、残酷な距離表示板が

「札幌 274km」

死にそうになる。一瞬気が遠くなる。もう到着したつもりだったのだが、まだ200キロ以上も残っていたとは。

絶望しながらも先に進まねばならないので国道をひた走る。時間は午前三時。この旅で初めての深夜走行だ。それにしても死ぬほど眠い。

信号待ちで、信号が青に変わるのを待ってる間に無意識のうちに眠ってしまったらしく、後続車のクラクションで起こされる。明らかに限界が来ているようだ。もうだめ。途中、閉店していた土産物屋の店の前に車を停車し、車内泊。

目覚めると、お土産の海産物を買い求める観光客が僕の車を不思議そうに覗きこんでいた。時間は朝9時半。かなり眠ってしまったようだ。さあ、ここから第五日目の旅の始まり。頑張って札幌市を目指すぞ!

北海道 国道五号線

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北海道の素敵な景色に目を奪われつつ、札幌目指して爆走。所持金がないのでお金を下したいのだが、まったく銀行が見つからない。ううむ。

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北海道の国道は素晴らしい。果てしなく真っ直ぐな道の上に、信号がほとんどない。もう高速道路状態で爆走できるのだ。思ったより早く札幌に到着できそうだ。

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道路脇に何か面白いものでもないか探しながら走っていたのだが、見事になにもない。ただただ牧場風景が広がっているだけ。それはそれで心地よく素敵だと思う。この風景の中を走るのはかなり気持ちが良い。

走りつづけること4時間。午後2時。ついについに札幌市に到着。

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ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーール!!!!ついについに札幌市に到着いたしました。総走行距離1862キロ。所要時間95時間。長い旅でした。

到着した喜びのあまり、飛び跳ねるようにして看板を撮影する僕、「来たからには、同じ距離を同じ時間をかけて帰る必要がある」ということに気がつくのはもう少し後である。

というわけで、今日は臨界的に疲れているので旅日記はここまで。明日は魅惑の北海道オフ編、その後帰り道編と続きますぞ。

とりあえず死ぬ。

そして到着オメデトウ>自分

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