Mement Mori

Mement Mori

Date: 2002/03/31

今日はちょっとホラーテイストで行ってみよう思います。気の弱いやつは心臓叩いておけ。

はじめに、僕はオカルトめいた話が嫌いです。

幽霊話や怖い話し。そんなもの馬鹿らしくて耳も貸しません お化け屋敷。そんなもん子供過ぎて入る気すらしません。 心霊写真。もうね、なにがなんやら、見る気もしません。

とドライにクールに非科学的なものを一切信じない冷徹な科学者のような僕。とてもカッコイイです。「これらの現象は全部プラズマの仕業です。超常現象は全て科学で説明できるのです。」などと言ってみる。

このように、ドライでクールなナイスガイ管理人を装ってみるのですが、本当はムチャクチャ信じてるんです。 怖いんです。

幽霊話や怖い話。夜トイレにいけなくなるので聞きません お化け屋敷。気絶するかもしれないので入りません 心霊写真。泣いちゃうので見れません

とまあ、真実はすごい怖がりでヘタレなんです。もう幽霊が怖くて仕方ないのです。今日はそんな怖がりな僕に先日襲い掛かった恐怖体験について書こうと思います。

とあるウィークディ。オフ会の興奮も覚めやらぬまま、僕はいつもどおり朝から職場に元気に出勤していきました。するとですね、なんか誰もいないんです。あれだけいる同僚や上司、A子さんに至るまで全員がいないんです。

そこで初めてカレンダーとか見て、「今日って休日だったっけ?」などと思うのですが、全然平日です。おかしい・・・誰もいないなんてありえない。

で、職場の予定表みたいなものを見てみるんですけど、なんか全員示し合わせたかのように出張なんです。もうね、全員が偶然の一致で同じ日に別々の場所に出張。事務員のA子さんまで出張してるんです。わけがわかりません。

もしかしたら・・・みんな嘘出張なんじゃ・・・・

漠然とした不安がありました。皆で僕を除け者にし、楽しくサクラの名所でお花見大会。「セクハラpatoさんが来ないから楽しいわよね」とかいって日本酒とか梅酒とか飲んで「カンパーイ」とか言ってやがるかもしれません。やってらんない。

で、凄く懐疑的になった僕は同僚の携帯に電話してみるんです。どうやら出張先で会議中のようでした。後ろからは宴のような音声も聞こえませんでしたし、多分本当に皆、各々の出張先で頑張ってるのだと思います。そう信じたい。

そうなると、今日はこの広い職場に独りぼっちなわけです。いつもは職場の隅で捨てられた子猫のようにブルブル震えている僕です、今日、この部屋で僕は王様なわけです。俺が法律。この部屋は俺の支配下におちた。とか1人で喜んでいました。

dreamのニューアルバムを爆音でかけてダンスしたり、意味もなく普段は皆が必死に仕事をしている部屋の中央で全裸になって興奮してみたり。A子さんのデスクの引き出しに変な棒を出したり入れたりして冷たい感触を楽しんだりと、ネゲットしても相変わらず僕は変態でして、やりたい放題にやってたわけなんです。すげえ楽しかった。

で、ドップリと日が暮れてきて、そういった変態ひとりプレイにも飽きてきたので、僕は自分のデスクに戻りネットサーフィンに勤しんでおりました。

よく行くサイトの巡回をしたり、エロサイトを巡回したりと、普段と変わらない巡回コースでした。 ひょんなことから僕は普段は絶対に怖くていけない「怖い話サイト」というところに辿り付いてしまいました。

普段は絶対に見ません。読んだら怖くて夜トイレに行けなくなってしまいます。でもなんかこの日は読みたい気分に駆られてしまったのです。なんていうか、男子がフルチンで踊っている時に「いやーん」とか言いながら両手で目を塞いで見ないようにしている女子が実は指の間から覗いてシッカリとチンコを目に焼き付けているような感覚とでもいいましょうか。見たくないけど見てみたい、そんな危険な好奇心に駆られてしまったのです。

さすが「怖い話」サイトです。もうね、怖い話が盛りだくさん。今夜は確実にトイレにいけません。僕は「こわいよ~こわいよ~」と呟きながら次々とクリックしていき恐怖話を読んでいきました。

そして、一つの話が目に止まったのです。その話の内容は、なんか、怖い体験をした青年の話でした。確かに怖い話なんですが、その続編が怖かった。その話を聞いた全く無関係な第三者が同じような怖い目にあったらしいのです。で、その話を聞いた第三者がまた怖い目にあう。なんか恐怖体験が話を介して連鎖するみたいな内容でした。

そしてその話のオチは「今コレを読んでいる貴方にもきっと恐怖体験が訪れるでしょう」みたいなことが書いてありました。まあ怪談話にはありがちと言っちゃあありがちなオチですよね。でもね、夜の職場でたった一人、恐怖に震える僕にはハッキリ言ってシャレにならないオチなわけですよ。ムチャクチャ怖ぇぇぇぇ。

もうこれを読んだ瞬間に即座にブラウザを閉じたね。もう怖くて見てらんない。それで気を取り直してエロサイトとか見てたんです。エロサイトはいい、心が洗われるようだ・・・とか思って見てたんです。そしたら

バタン!!

廊下に立てかけてあった放置パネルが突如倒れました。ホント、心の臓が止まるかと思いましたよ。

風で倒れたのかな?

とか思うんですけど、風なんか吹き込むはずもありません。とりあえず廊下に出て倒れたパネルを戻しておきました。この時点で恐怖度20%ぐらいです。

で、部屋に戻って、なんか仕事でもしてから帰ろうかなとか思ってデスクに向かったら

プルルルルルルルルルルルルル

電話です。職場の電話がけたたましく鳴っているのです。心臓が止まるかと思った。でもね、よくよく考えるとおかしんですよ。職場にこんな時間に電話がかかってくるなんてほとんどないことなんです。

おかしいな?

そう思いつつも電話をとりました。

ガチャリ

僕が出た瞬間に即切りです。イタズラ電話です。まったく・・・とか思いながら電話の受話器を元に戻すと、また

プルルルルルルルルルルルルル

出ても即切り

プルルルルルルルルルルルルル

何度出ても即切り

プルルルルルルルルルルルルル

狂ったように電話が鳴るんです。恐怖度60%です。

「うわ~~~~~~~~~」恐怖で泣きそうな僕は何度も鳴る電話をとっては切りとっては切り。っていうかもう泣いてました。

怖い、怖すぎる。なんとかこのダークな気分を明るくせねば・・・そう思った僕は無意識に大声で歌を歌っていました

「お化けなんかないさ、お化けなんて嘘さ♪」

それでも電話は鳴り止まないんです。もう帰る、絶対帰る。こんな怖い場所に一秒だっていたくない・・・。泣きながら帰り支度を整えていると。

ウィーーーーーーーーーーーン

なんかFAXの機械が狂ったように紙を吐き出しているんです。もうね、白紙の紙を何枚も何枚も

ウィウィウィーーーーーーン

もう悲鳴というより絶叫だったね。半泣きで職場から逃げ出しました。鍵とかも全然かけずに、電気も消さずに。

で、車を運転しながら家路につくんですけど、極力ミラーとかは見ないようにしていました。着物を着た女性とか写ってたら嫌じゃないですか。で、よくよく考えると僕って一人暮らしじゃないですか。ってことは家に帰っても恐怖体験アゲインというのが考えられるわけです。そんなのやってられません。

どうしようどうしよう・・・。家にも帰りたくない。っていうか、1人でいたくない。

・・・・そうだ!映画だ!

この時間ならまだ最終の映画に間に合う。映画館に行けば人がいっぱいいるし怖くない。そんな大衆の中で楽しい映画を見て、気分も晴れやか、そのまま帰宅。風呂に入ってぐっすり眠る。なんて素晴らしい完璧なプランだろうか。

僕は車を映画館に走らせました。

なんの映画を見るか非常に迷ったんですけど、ここで怖い映画なぞ見てしまったら目も当てられません。楽しそうな映画といえば「ドラえもん、のび太のロボット王国」と「ミスタールーキー」ぐらいしかありません。まあどちらも似たようなもんかとか思い、「ミスタールーキー」を見ることにしました。

この映画は、内容自体はメジャーリーグのパクリのような気がしなくもないですが、サラリーマンと二役をこなす覆面投手が阪神を優勝に導くというストーリーでして、なんとなく楽しそうです。

で、その映画のチケットを買い、ポップコーンのジュースを持って館内へと移動しました。さあ、怖いことなんて忘れて楽しく映画を見るぞ!館内には他にも客がいる、1人じゃなければ怖くないぞ!

・・・・・・・・・・・・

なんか館内に僕しか客がいないんです。

300人は入れるであろうシアター。そんな大きな館内に誰一人客がいないんです。なんか背筋がゾッとしました。恐怖度100%です。

仕方なく、「他にも客が来るさ」とか楽観しして館内の中央よりの席に座ってポップコーンを食べるんですけど、誰も来ないうちにブザーが鳴り映画が始まりました。

証明が落ちます。ムチャクチャ怖いです。

楽しい楽しいミスタールーキーを見てるのに、一人で暗闇の中見る映画は下手なホラー映画より怖かったです。「こわいよ~こわいよ~」って言いながら見てました。ってかね、この時間帯の映画で客が1人ってありえないんですよ、なにか不思議なチカラが働いたとしか思えない。

で、泣きながら映画を見て家路についたのですが、家に帰ったらまた猫が窓から侵入してきていて「ニャー」とか鳴いてました。

普段なら狂ったような勢いで追い出すんですが、この日ばかりは猫の温もりすらもいとおしくなり、一緒に寝ました。

夜、変なものが枕元に立ったりとかはしませんでした。

ってかそんなもん出たら恐怖で死ぬ。

いやはや、安易に怖いサイトって見るもんじゃないね。

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